ポルトヨーロッパ 仮面ライダーカブト・バトルステージレポート

去年の響鬼&キカイダーショーに続いて今年はカブトと栄光の7人ライダーのステージ。

一昨年の「デカレンジャー&宇宙刑事」去年の「仮面ライダー響鬼&キカイダー」ほどクリティカルなネタではないと言う周囲の雑音は聞こえて来た物の、関西遠征オフ会と日程的に重なる上演時期から「これは石ノ森先生と言う名の神が我輩に行けと指示したに違いない」という妄想信念の元、行って来ました。

入場時には今年もスポンサー様であるオロナミンCドリンクを配布。

去年同様にカブトやガタックが配ってるかと思ったらそういうわけではなく、悲しみのあまりその場でセクシーコマンドーを炸裂させてみたい衝動にかられる。
これがライダーのショーでなければ危ないところだった…


カブトがいたって大きなお友達はもらえないみよ。


ショーの出だしは例によって司会のお姉さんのトークから。

ゼクト隊員見習いの彼女から、9人ライダーの分布が説明されます。


…ええと、かがみんは?


その時会場に突然現れる黒づくめの集団…


『待てい!』

そこに風車の音と変身音と共にライダー一号が登場!

『お前たちだな、私に招待状を送って来たのは。差出人は…ショッカー!』

黒づくめがフードを取ると、そこに現れたのは4人のショッカーライダー。
やはりショッカーは復活していたのか?
ショッカーライダー・ナンバー1! ショッカーライダー・ナンバー2!
ショッカーライダー・ナンバー3! ショッカーライダー・ナンバー4!

果敢に戦う一号。





だがその攻撃はショッカーライダーに全く通用せず、ついにはショッカーライダーの攻撃に倒れてしまうのであった。





そしてライダー2号の前にはオオカミ男が出現。
雄叫びを上げるオオカミ男=ゾル大佐。



一方宿敵ヨロイ元帥と対峙するライダーマン。
『この右腕の借り、返してやる!』



 

しかし新たな武器を手にしたかつての幹部達のパワーの前に、ライダー2号とライダーマンは火花の中に散った。

 



『ゲドン、どこだ、出てこい!』
『ゴッドの再結成…信じられん。』



Xとアマゾンの前にはキングダークが出現。



蘇った強敵達に次々と倒されて行くライダー達。


さらに消えた本郷・一文字らをを探すV3の前に、ハサミジャガーとカメバズーカが現れる。







ハサミジャガーは難無く倒すも…


以前と同様体内に原爆を内蔵しているカメバズーカはあと一分でマリーナシティもろとも吹き飛んでしまうという。


駆けつけたライダーストロンガーの目の前で、V3はカメバズーカを抱えて飛び去り爆炎の中に消えた。

次々と倒されて行くライダー達。
暗転する舞台には『ふははははは、残るは仮面ライダーカブトとガタック、ストロンガーのみ』という謎の声が響き渡る…


今日もワームを追って戦うカブトとガタック。


『強い者の前には常に敵が立ち塞がる物だ』
相変わらずスカシてます、俺様な天道。


めんどくさいとばかりにクロックアップして一気に3体のワームを倒すと、ガタックが小さなお友達の為に巻き戻し&スローモーションで解説。


…お前も戦えよかがみん。


『今日はサービスのし過ぎだ』と呟きながらカブトは残りのワームを追おうとするが、ガタックの背後から新たな敵が登場。


『ワーム暗殺部隊四天王の一人ケラーワーム!』

…オケラさんですか…四天王の一角が…

イメージに反してさすがは四天王、押されるカブトとガタック。
 

『でかい口を叩くだけの事はあるな』
『ただのワームとは桁が違う…』


『仮面ライダーの力とはこの程度か』

「そいつはどうかな?」
だがその時、カブトローと共にストロンガーが登場!


ケラーワームを跳ね飛ばして後輩たちの危機を救うと





『天が呼ぶ・地が呼ぶ・人が呼ぶ。悪を倒せと俺を呼ぶ 俺は正義の戦士!仮面ライダーストロンガー!』
と定番の名乗りを上げる!

『かっこつけおって…なかなかやるな、ストロンガー。だがあのお方が動き出した今、仮面ライダーは全滅だ!』

『あの御方とは誰だ!』
今に分かる、と捨てぜりふを残しケラーワームは姿を消す。


戦いも一段落し、ストロンガーと出会えて感激し盛り上がるかがみんに対してシラケた感じのカブト。
 
『敵の手にかかり先輩ライダー達も姿を消してしまった…カブト、ガタック、力を貸してくれ』

『もちろんです!あこがれのストロンガーと一緒に戦えるなんて…最高です!』

かがみんは伝説のライダーを目の前に大喜び。

まるであこがれの絵かきさんに会えた誰だかのようだみね。

『あ、俺もあれやっていいですか?天が呼ぶ・地が呼ぶ・人が…』


『俺は気に入らない』
ホントにかがみんには最後までキメ台詞言わせないな、天道。

『おばあちゃんが言っていた…カブトムシのライダーはこの世に一人でいい』
『おばあちゃんがそんな事を?』

『冗談だ。』

ずっこける二人。

『とにかく俺は気に入らない。そのおおげさなセリフも含めてな。』
お前が言うか天道。

『なんだと貴様、俺の助けなしに戦えると思ってるのか』
こうまで言われては収まりがつかない、こちらも割とチンピラーな性格のストロンガー。

『俺より強い奴はこの世に存在しない』
『若いな、カブト』
今にもぶつかり合う二人をまあまあとガタックが止めようとするが


『『うるさいんだよ、クワガタムシ!』』
チーン

『ハモりやがったな!お前らカブトムシ同士仲間だろう!何で戦うんだ!』

『『クワガタムシにはわかるまい!!』』
チーン

『またハモリやがった!』

と一向に収拾がつかない所へ、謎の声が。
『親愛なるライダー諸君!』

煙と共に現れたのは「ケラーワーム」「ナガトラワーム」「ネゴスワーム」「トリロバイトワーム」ら、ワーム四天王とそしてあの地獄大使だった。




だが、カブトはショッカー復活自体が偽りであること、その地獄大使自身ワームの擬態である事を見破る。
『気が付いたか。ショッカー大幹部地獄大使、ある時はショッカーライダー、ある時は狼男とヨロイ元帥。キングダークもハサミジャガーもすべてワシの擬態よ』


衝撃の事実!な、なんだってー!
…って、ええ!ちょ、おま(ry 一度に何人も出てたんですけどー!
菊丸の分身ダブルスですか?

『しかしてその実態は…史上最強のワーム、カメレオンワーム!』

そうだったのかー!
ワームなのにカメレオン…ってオイ。虫と爬虫類やんかー!
キリンマンゼブラ以上の不思議生物ディスカバリー!
いや、これはきっとゲルショッカーの合成怪人技術を吸収した新種に違いない。
確かに虫を捕食するカメレオンとの合成ならある意味最強のワームだが!


必死だみね。


ついに姿を見せた真の敵に危機に陥る3人。
 

司会のお姉さんもライダーに応援を贈ってくれるよう必死に子供達に頼みます。


そしてその声が天に届いたかのように!
 
ストロンガーの挿入歌「戦え!七人ライダー」のテーマ曲と共に死んだはずの6人ライダーが現れるのだった。
 

 




ここぞとばかりに名乗りを始めるカブト
『天が呼ぶ・地が呼ぶ・人が呼ぶ 悪を倒せと俺を呼ぶ…仮面ライダーカブト!』

大げさで気に入らないセリフと言いつつ、かがみんにも最後まで言わせなかったのは自分がやってみたかったからなのか、天道。


『仮面ライダーガタック!』

かがみんだと「仮面ライダー」って名乗られても全然違和感ないよw

『仮面ライダー1号!』


『仮面ライダー2号!』


『仮面ライダーV3!』


『ライダーマン!』


『仮面ライダーX!』


『仮面ライダーアマゾン!』


『仮面ライダーストロンガー!』

電飾も利かせつつ全員が名乗りをあげ…
8人ライダーと四天王はそれぞれ別れ戦闘に。


カブトは一人カメレオンワームに立ち向かうが、そのゲルショッカー怪人のようなパワーに圧倒され一時引かざるを得ない。


一方、双剣を操るトリロバイトワームにダブルキャリバーで立ち向かうガタックとストロンガー。


にわかコンビなれど友好度・信頼度共に最高値なガタックとストロンガーの連携は素晴らしく、電チョップとダブルキャリバーの連撃がついにワームを捉える。
 


一方こちらは黄金タッグの1号2号対ナガトラワーム。

赤い目玉だ強いんだ。ライダーキックは鉄砕く!
ダブルライダーの前にかなう敵などあるはずもなく、ライダーダブルキックによってワームを一蹴。
 

ネゴスワーム対V3とライダーマンの友情コンビネーション攻撃。


V3キックは山崩し、カセットアームで悪を斬る!(カセットアーム付けてないですが)
ライダーマンの協力によってジャンプ力を強化したV3キックがワームを撃沈。
 

ロボライダー&バイオライダーの元祖と言えなくもない異色コンビのXとアマゾンはケラーワームに立ち向かう。

タイプの違う二人が繰り出すXキックは山崩し、大切断で真っ二つ!
 

残るはカメレオンワームただ一人…だが、いかにカブトでもカメレオンワームのパワーに歯が立たない。
 
『どうした、強い者の前には常に敵が立ち塞がる者がいるんじゃなかったのか!』


勝ち誇るカメレオンワーム…だが天道は不敵に立ち上がる。
『笑っていられるのも今のうちだ。これをラストバトルにしよう』
『ハイパー・キャストオフ』


そして現れるハイパーカブト。

もはや格闘戦においてもカメレオンワームの歯が立つ相手ではなくカブトが圧倒する。
 

そこへ四天王を倒した8人ライダーもかけつけ…ライダー達の一斉…一斉攻げ…


ライダー得意の地獄リンチが開始されるとみ。
 

リンチ言うな!
 

でも…やっぱり絵面的には一方的なタコ殴り…
 

そしてトドメのハイパーカブト・ハイパーキックで蹴り飛ばされるカメレオンワーム。


『この私が、貴様らごときに~』


悪は倒れ、勢揃いする9人ライダー。

 

そして突然始まるライダー達のダンス!
 
OPテーマに乗ってそれぞれのライダーが踊りまくります。
EDで踊りって…まさか、な。
 

ここらへん、本当はバックダンスまで入れたかったんですけど残念ながらフレームアウト。

ダンスのそこここにライダー的なアクションが入っててこれはこれでうまくできています。
Xなんかはライドルを使ったダンスで中国拳法の演舞のよう。
 

 


 

ラストはカブトとガタック…って天道またかがみんいじめてるし。


しかもパラパラかよ!
確かにカブトOPのサビのとこってパラパラがあいそうだけどライダーアクション入ってねー!
 

さらに地獄大使やヨロイ元帥、他再生怪人もダンスに加わりご挨拶。


最後はライダー達に引っ込められましたが。
これでキングダークまで踊ってたら神でした。



『おばあちゃんが言っていた…子供達の応援はすごい力になるって』


この後、握手会となり…






そして再び世界中に散って行くライダー達。


だがこの日本に、再び悪の手が忍び寄る時。
ライダーは再び帰ってきていつでも君達を守ってくれるだろう。
また会おう、栄光の7人ライダー!
ありがとう、仮面ライダーカブト!ガタック!



総評&感想

ラストはライダーっぽいナレーションを勝手に入れました。
だって仮面ライダーだから。

さすがに今回は(今回も?)突っ込みどころ満載です。
期待どおりストロンガーとカブトの絡みが入ってたり、地獄大使やヨロイ元帥、キングダーク、ショッカーライダーの登場や舞台の上をカブトローで疾走するなど予想外の展開もあり見応えはあったのですが…

後半部が妙に尻すぼみに感じれられるので、いろいろと大人の事情が想像できます。


我輩がシナリオライターならば。
後半で四天王が一度倒された時に「やはりホッパーを倒すにはホッパーをもってしなければならんか」
と、地獄の兄弟ロードウォリアーズキックホッパー&パンチホッパー対ダブルライダーの対決とか、
(やさぐるま&かげやまんが一号二号に対するねたみパワーでワームにつくという話とかよさげ?)
さらにはV3&ライダーマン対ドレイク&サソード
(トンボとサソリでV3がらみ。ちなみにこちらはぼっちゃまと大介ではなく四天王の生き残りあたりがゼクターを装着して登場の方が自然か)
そしてストロンガーの前には、ブラックサタン大首領だった巨大サタン虫が進化したサタン虫・ワームが現れる!

などといった展開をもって行く所だけど…


Xとアマゾンはどうしたみ。


恐らくまあそんな感じの大人の事情でやりたくてもやむを得ず削ったとこもあったのではないでしょうかね。
(ヨロイ元帥とかアクションしたらいかにもあちこち壊れそうだし)


とは言いつつも「子供達の声援による逆転劇」などライダーショーとしては定番の展開ですし、力を合わせた9人ライダーの無敵っぷり(マジ外道っぷりとも言う)を見せるにはあれで良かったのかもと。

「ポルトヨーロッパ・バトルステージ」らしいツボな要素はしっかり押さえてるだけに不完全燃焼な感じは否めませんが、それでも見に来た甲斐はありました。


それにきっと一番大事な事はさ、子供たちにとって仮面ライダーはいつまでもヒーローって事じゃないかな?

見なよ、この握手会の子供達を。
子供達にとってのヒーローにはそんな大人の理屈は関係ないんだよ。

 


でもアマゾンなんか怖がられるから必要以上にフレンドリーさをアピールしてるみよ。
 


…アマゾンはしょうがないだろう…
まあでも、やはりこういう光景はいつも心が和む。
「ドラえもん」の宇宙ターザンじゃないけど、いつまでも子供達がライダーを好きでいてくれればこんなに嬉しい事はない。
我輩はこんなだけど、やはりヒーローは子供達の夢であるべきだと思うから。
 


ところで志郎まで握手とかしたんじゃないだろうみね?


シロウならやりかねないよ。


さあねえ。
残念ながら証拠になりうるような映像は何一つないからねえ、フフフ。

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