ゼロワンに捧げる花

池田俊輔さんのお通夜に行ってきました。

なんの血縁友人関係も無く紹介状もないただの一ファンの我輩でしたが、ご親族の方々は快く参列させてくださりました。
式壇にはご本人の遺影以外にも大判のキカイダー01のポートレートや写真、そしてゼロワンのヘルメットとベルトが供えられていました。実際に撮影などで使われた物との事でボロボロになっていましたが、その傷や汚れの一つ一つが…まるで01の戦いの全てを物語るような…そして全ての戦いが終わった事を意味しているようでした。
葬祭場には「キカイダー01」OPテーマがリピートされ01や南隊員のソフビなどが並べられており、一角には「キカイダー01」や「帰ってきたウルトラマン」の撮影風景やハワイでの「キカイダーイベント」の様子、などのアルバムや写真、シナリオ台本などが飾られて、さすがに写真にはとれませんでしたがその一つ一つをこの目に焼き付けてきました。
さすがにそこで写真撮るほど非常識じゃなかったみか。

まあ…本当はね、キカイダーのビジュアル全集をお供えしてくるかと思って持っていったんだけど、これはやっぱり手放せなかった。
その代わり二つ持ってたCDだけでもお供えにもってくればよかったよ。

へたれな上にうかつだみ。
それにしても他の俳優さんがなくなったって動こうとしなかったのになんで池田俊輔さんだけ行ったんだみ。

前の日記には「キカイダー」の事ばっかりでご本人の事描けなかったけどね、本当に我輩はライダーに並んでキカイダーと01はカッコイイヒーロー像として見てたんだ。
特にイチロー…というか池田俊輔さんは当時としてはイケメン系だったと思うし…篠田三郎と並ぶ「さわやか系」というのか…笑い顔とかとても優しそうだった。
我輩にも兄貴がいたんだが…それだけに…「この人がお兄ちゃんだったらなあ」とずっと思ってたよ。
MATチームで郷がいびられてもただ一人味方してくれてるのはいつも隊長か南隊員って印象があったし(実際にはそんな事はなく責める時には責める)。

好きな要素にはキカイダーって作品そのものもある。
サイドカーに今でもあこがれているのはキカイダーの影響だし、「改造人間」ともまた違う「人造人間」ゆえの悲哀というのも好きなテーマだった。


帰り道の雨の中でそんな事を反芻しながら…子供みたいにべそをかいていた。式場で泣き出さなくてある意味よかったよ。


…じきるじゃないんだから泣くなみ。
そう、ゼロワンは光り輝く太陽のロボットだ。太陽はまた昇る。我輩も明日を生きなきゃならないんだから…せっかくなので登戸でしか食べられなさそうなラーメン屋で夕飯にしたよ。


「麺の心」の焦がしニンニク味噌ラーメン サービスで焼き豚丼もついてきます。
なんかいい話っぽかったのに一瞬で安っぽくしやがったみよ。

Tags:

Leave a Reply