劇場版仮面ライダー WとZと、時々、電王

土曜日は「劇場版仮面ライダーW FOREVER AtoZ」を、舞台挨拶込みで見に行ってきました。



「仮面ライダー劇場版シリーズ」舞台挨拶のチケットが「チケットぴあ」制になってからはぜんっぜんチケットが取れずに、舞台挨拶に行くなんて半ばあきらめてたけど、今回たまたまチケットの「先行抽選予約」というのに当たったので良かった。

まあ「舞台挨拶にどうしても行きたい!!」なんて思ったのも響鬼以来ではあるけど。
志郎は基本平成ライダー嫌いだみからねえ。
それは誤解だ。「『仮面ライダー』とは認められない」ってのが多いのは確かだが番組自体として好きな物もあるわい。

そんな中「仮面ライダーW」は作品づくりとしては久しぶりの「純粋なヒーロー像」を作っていて、劇中で「仮面ライダー」を名乗ってもそれを自然に受け入れる事のできる部分が多い作品でした。
(「改造人間」という仮面ライダー永遠のテーマからは逸脱しているけど)

登場人物に感情移入しやすい好感の持てるタイプが多いのもいいし、前作のアレの後番組としてはお口直しどころではない面白いヒーロー番組だったと思います。

玩具展開はもう…なんというか『壮絶』というしかないんだけどな。
そいや志郎、結局自分用の玩具買ってないんだみよね。
甥っ子がハマッちゃってるからそっちで精一杯だったよ。

以下、劇場版&舞台挨拶について。

舞台挨拶のゲストは桐山漣(翔太郎)菅田将暉(フィリップ)山本ひかる (亜紀子)木ノ本嶺浩 (照井)&監督の5人。
それぞれの出演者が推す映画の見所を語り(桐山氏はワイヤーアクションを用いた立ち回りや「仮面ライダージョーカー」誕生の経緯、菅田氏は「親子愛」がテーマなのでそのあたりをご家族の方にぜひ見て欲しい、など)

また桐山氏や菅田氏は舞台挨拶が退屈になって騒ぎ出したお子様に優しく話しかけたりなど、普段の劇中とも少し違った優しさを見せてたりしました。

個人的に一つ気になったのは「亜紀子が好きなのは照井」というような事が木ノ本さん自身が語られていて(ああ、やっぱり翔太郎と亜紀子って「いい仲間」というポジションなのかな)と思ったところ。

照井が好きと言いつつも「なんだかんだ言ってお互いにそれぞれを理解しあってる翔太郎と亜紀子」という所からてっきり亜紀子は翔太郎とくっつくものかと思ってたのだけど…まああくまで「映画」の時点での亜紀子の思いであって年を経れば変わってくるのかもしれない。

まあ劇場版のましてやWで恋愛ネタをあまりくどくやられても「イラネ」って感じするけど。「今度こそ~」で終わるのは実に亜紀子らしい。



では、ちょっぴりネタバレ含みで映画の感想を。




今まで何度か見てきた「平成仮面ライダー劇場版」の中では非常にアクションシーンが多く、展開に飽きが来ない。
またテレビでのアクションとは違った「ワイヤーアクション」を取り入れてるのがはっきりわかる場面もあり、CG合成に飽き飽きな古参の特撮ファンもちょっぴりうれしくなるとこです。

ストーリーの流れ自体は変化球を使わない王道的な物ではあるけどWにおける各キャラクターの立ち位置が生かされていて好感が持てる。
このあたりは適度に子供にわかりやすい話を心がけているのかも。「何を語りたいのかわからない」前作のアレとかはもう…

「ジョーカー:切り札」たる翔太郎が切り札すぎて照井が本編以上にサポーター感がするのは否めないのだけど…見せ場はちゃんと用意されてるし、映画初顔見せとなる「新ライダー」もでしゃばりすぎずあくまでWの引き立て役となっており「顔見せどころかワンパンでラスボスを吹っ飛ばして壁に貼り付ける」とかいうどっかの映画とは違います。

クライマックスの盛り上がりも…あくまで我輩的なほめ言葉として「古き良き東映ヒーロー映画」を思い起こさせる物。
Wがフォームを次々と切り替えて戦う最後の戦闘はTVにはないスピーディさがあり、危機に陥ったWに対しTV版でWに救われた多くの人々が声援を送るなど非常に燃える展開が。
「涙する感動作」とは違うけど「興奮するヒーロー活劇映画」として見ても損はない映画だったと思います。

あとはまあ…あえて言うと「サイクロンジョーカーエクストリーム」が今までの平成ライダーの中では割と地味な最終フォームなせいか、ラスボスも割と地味系。
ブレイドやなんかのような「圧倒的」な印象はなかったかな。
地味とか言っていいのかみ。
だってラスボスの強さってぶっちゃけ「マキシマムドライブ」でWやアクセルが変
ネタバレはここまでにしとうございます。

映画見に行った後は秋葉原UDXのAKIBA-ICHI祭りで「仮面ライダー電王」ショーを見に行ったり。
「なぜ電王?」と思ったのだけどやっぱりまだ子供に人気だし、声も声優のアテレコで行けるからショー向きなライダーなんだろうな。



この日のショーは適当にクイズとか出したり子供とじゃれたり客いじりしたりなど、あくまでも「電王が君たちの町にやってきたよ!」的な物。


子供たちと一緒に「俺、参上!」をやったりなど、これはこれで懐かしい感じがして心が温かくなりました。




が…
次の日曜日にやってた「ハートキャッチ!プリキュアショー」はブロッサム・マリンに加えてサンシャインが登場したりデザトリアンと戦ったりなど内容の密度にあからさまな差があったそうな…
我輩TRPG行ってて見れなかったのだけど、かなり残念ですばい!
たかが着ぐるみショーにそこまで熱くなるなみよ。
着ぐるみキャラが着ぐるみ否定してるんじゃねー!
魂フェスも一応見てきたけど撮影できるのが日曜のみだったのでとりあえずおいといて、当日はiPhoneのARアプリで1/1マジンガーZも撮影できました。



うん、棒立ち。でもこれこそマジンガーZ。エンディングとか博物館にしまわれたマジンガーもこんな感じだったしね。
でもブレストファイアーのポーズくらいはしてほしいかなと思ったり。

ちなみに…あくまで「撮影後に気づいた」事で、当日は撮影していいポジションが一応決められていたらしい…のだけど。

指定ポジションから撮影すると足が床の上に飛び出してしまって、ただの着ぐるみとかと変わらない大きさに見えるのでした。

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